NURSES' VIEW
「助けて,楽にして」という声が伝わってくる
松井 一枝
1
1大垣市民病院呼吸器科病棟
pp.625
発行日 1985年6月1日
Published Date 1985/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921101
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最近,目覚ましい医療の発達とともに,自動監視装置,人工呼吸器などが,患者に安易に装着される傾向になってきている.私の勤務する病棟でも,常時7,8名の患者に,種々の器械が治療という名のもとに装着され,延命がはかられている.
意識のないまま,1年余りも経過している患者もいる.バイタルサインのチェックにより,薬剤は加減され,病状に合わせて器械の調節・操作がなされている.輸液ルートの確保,排泄量の流出状況等,細かな観察,状態が把握され,生命が保たれている.
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