教育婦長
笹野和子さん—長崎市立市民病院看護副部長
本誌
pp.1201
発行日 1984年11月1日
Published Date 1984/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920912
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一昨年の7月,長崎を襲った集中豪雨で病院の1階が胸まで浸水する被害を受けた.地下に設置されている放射線診断装置や電気,ボイラー関係が全部やられ,もちろん水道も使えない.給食が一番困ったという.八方に手を尽くして食べる物は何とか確保できたが,さて,配膳が大変.給食時には職員全員がトレイを抱えて7階まである階段を,汗にまみれながら上りした.
当時笹野さんは外来婦長.本年の2月,教育担当看護副部長に抜擢された.病院の顔である外来を担当してきた経験から「患者への思いやり」と,「専門知識と同時に,一般人としての幅広い教養を身につけること」を今年の教育目標に掲げている.
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