ベッドサイドの看護
手術を前にした患者とのかかわり—表面的なかかわりで終わってしまった看護場面の考察から
宮尾 久子
1
,
坂本 久代
2
1産業医科大学医療技術短期大学看護学科
2産業医科大学病院耳鼻咽喉科病棟
pp.791-794
発行日 1984年7月1日
Published Date 1984/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920822
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はじめに
外科系病棟では治療・処置に追われていることが多いために,患者と交わされる会話の内容も治療・処置に関することが多くなってきている.看護者があわただしく働いているので,患者も最低にして必要な話しかけしか行ってこなくなることに気づき,反省させられている.今回,問題を積極的に自分で解決している患者との立ち話を再構成してみて,看護婦のかかわり方の特徴と,患者の持っている問題の中で,すでに解決できているものと残されている問題について考察を加えてみたい.
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