カラーグラフ
老人の巨大多発褥瘡—訪問看護によるケア
菅原 恵子
1
1むさしの共立診療所
pp.1016-1017
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919059
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老人の褥瘡は治りにくいといわれる.まして寝たきりでボケや失禁があると,褥瘡のケアは困難をきわめる.しかし,適切な処置と行き届いた配慮,褥瘡予防具の使用など,さまざまなケアを根気づよくつづければ,在宅でのケアでも治癒が可能である.ここに,全身に巨大褥瘡を多発(16か所)したまま退院した老人女性患者に訪問看護を行い,約10か月後,褥瘡の治癒に成功した一事例を報告する(詳細こついては本誌1068ページの論文を参照).
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