ベッドサイドの看護
在宅の寝たきり老人が歩行できるまでの援助—診療所でのチーム医療
高橋 順子
1
,
坂田 静子
1
,
宮森 正
1
1神奈川県立千木良診療所
pp.784-787
発行日 1982年7月1日
Published Date 1982/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919603
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老人は疾病の後遺症が残りやすく,また重症疾患や外傷などをきっかけに,急激な心身機能の衰退を来すことが多い.さらにこれらが原因となって寝たきり状態となってしまう例も少なくない.当診療所においても,心筋梗塞治療中の絶対安静を契機にして寝たきり老人となった患者を,A病院より紹介された.そこで,退院後より往診と併用して,看護ケアとADL改善のための家族指導を行った結果,短期間で寝たきり状態より脱せられたので,その経過を報告する.
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