プロフィル
〈檜原ますみ〉離島の保健婦として三十年—「“保健婦”を超えたかかわりが大切なんです」
戸
pp.705
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919271
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「伊吹島」は、香川県観音寺市より船で三十分、十キロメートルほど東方に位置する,周囲四キロメートルの小島で,いりこ(煮干)の加工で知られている.
過疎化の波からは例外でなく,檜原さんの就任当初四千人余だった人口も今では二千人弱となり,老人の占める割合が多い.この島の隅々を,島民の健康管理を使命に歩き回って三十年になる。島には医師が就任しては去っていく.過渡的に無医地区となることの多い伊吹島で,檜原さんは医療の担い手として,地道で精いっぱいの活動を展開している人である.
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