グラフ
中途失明者のリハビリテーションをめざして—神奈川県総合リハビリテーションセンター・七沢ライトホーム
市川 文昭
1
,
森岡 陽子
2
1七沢ライトホーム
2七沢ライトホーム健康管理室
pp.612-617
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919255
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—人生の中途で失明した人々は,日常生活,社会生活に必要なさまざまな能力を奪われ,周囲の同情と世話に頼って生活していかねばならない人生に絶望し,生きがいを失いがちになります.しかし,現代の進んだ失明者リハビリテーションの理論と技術による訓練と指導をもってすれば,失明により喪失した諸能力を回復し,見失った生きがいを再発見し,社会に復帰することができるものです(ライトホームの案内パンフレットより)
七沢ライトホームは,このような信念のもとに,1973年8月,神奈川県総合リハビリテーションセンターの開設とともに発足した,身体障害者福祉法に基づく中途失明者の更生施設である.社会復帰に不可欠な,日常生活の諸能力の回復と社会適応性の育成をめざす‘生活訓練’に重点をおいた指導・訓練・評価が行われている.
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