特集2 浣腸療法の指導
事例を通して考える浣腸療法の看護計画
阪本 恵子
1
1新潟大学医療技術短期大学部看護学科
pp.524-530
発行日 1981年5月1日
Published Date 1981/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919235
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はじめに
人工肛門ゆえの不定期な排便・排ガスに対する対策として,定期排便を目的とした浣腸療法は,結腸人工肛門(colostomy)の人にとってひとつの福音である.この浣腸療法は,ここ10年問,特にこの5年の間に,かなりの勢いで普及してきているといえる.それは,患者会活動の手ごたえとして,また看護関係の報告の増加から推察できる.
このように,浣腸療法が基準化・一般化してきつつある今口でも,まだまだ検討しなければならない問題も多く,さらに充実させていくためには何をどう取り組んでいけばよいのだろうか.
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