ベッドサイドの看護
植物状態患者の退院指導とその後の経過から継続看護を考える
鹿又 末
1
,
白戸 良子
1
,
堀井 るり子
1
,
永沢 明美
1
1東北労災病院内科病棟
pp.620-622
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918977
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総合保健医療という言葉が使われだしてから久しくなるが,私たち病院に勤務する看護婦はいったいどれだけその言葉の意味を取り入れて看護を行っているだろうか.わかっていても時間がない,やりたくても余裕がない,入院患者だけで精いっぱいだというのが現状である.
当,東北労災病院においても常にそのようなジレンマに悩まされていたが,昨年地域の保健婦,パラメディカル各職種,開業医とチームを組み,植物状態にある患者の退院からその後の経過を追ってみた.いわゆるプライマリーヘルスケアの実践を試みる機会を得ることができた.
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