切り取りカード 看護ミニ事典
植物状態患者(植物人間)/夜尿症(enuresis nocturna)
福間 誠之
1
1京都第一赤十字病院脳神経外科
pp.1085-1086
発行日 1977年10月1日
Published Date 1977/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918248
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重症脳損傷を受けた患者は,昏睡状態をある期間経過すると開眼するようになるが,命令に対しては反応を示さないという状態かあることは以前から注目されていて,akinetic mutism(無言性無動症),apallische syndrome(失外套症候群),coma vigil(覚醒性昏睡),遷延性昏睡などと命名されていた.
1972年JenettとPlumはこのような症状を示すものを総称してpersistent vegetative state(持続性植物状態)と命名した.日本でも‘植物人間’という言葉はかなり以前から用いられていたが,正式の医学用語ではなかった.
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