特集 潜在看護婦の活用
潜在看護婦の活用について
村井 仁昭
1
1厚生省医務局看護課
pp.34-38
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916913
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就業看護職員は遂年増加して昭和47年末で約35万人となっているが,今後の人口増に伴う病床数の増加と同時に,疾病構造の複雑化や社会の医療に対する諸条件の激変による医療需要の増加が,ICU,CCU,人工透析等の新しい看護需要をもたらし,一方職員の夜間勤務体制の確立(いわゆるニッパチ体制)や,さらには医療機関にも週休2日制を導入することなどを考えるとき,ますます看護職員の量的不足感を深めている.この不足数を解消するため長期的観点にたって需給計画を策定し,その計画の実現を図る必要があることは言をまたないが,養成力の拡充強化と同時に未就業の看護職員の活用も,有効な看護婦確保対策である.そこで今日の未就業看護職員の現状とその活用についての対策を述べることとする.
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