ベッドサイドの看護
子宮頸癌再発患者の看護—寝たきりの状態から外泊可能になった事例
南波 悠紀子
1
,
石原 徳江
1
,
桐村 ヨシ子
1
,
桜木 和子
1
,
佐藤 静子
1
,
杉浦 洋子
1
,
玉里 八重子
1
,
仁賀 タカ子
1
,
本多 清賀
1
,
味酒 保江
1
1京都市立病院産婦人科病棟
pp.1074-1077
発行日 1979年10月1日
Published Date 1979/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918794
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はじめに
産婦人科病棟には,生理的現象である妊娠・分娩・産褥期における女性および新生児のほかに,疾患を持った婦人科患者が入院している.そして,放射線治療部が拡充されれば,勢い子宮癌等の悪性腫瘍の事例を取り扱う機会も増えてくる.
今回,子宮頸癌が再発し,衰弱,疼痛,ろう孔のために生ける屍のようになりながらも,死の前には再三の外泊帰宅できるようになった事例を振り返り,反省の材料とし今後に役立てたいと思ったのでまとめてみた.
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