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第25回医学書院看護学セミナー開かる—‘バイタルサイン その理解とみかた’を阿部正和氏が講演
八木 保
pp.799
発行日 1979年8月1日
Published Date 1979/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918735
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第25回医学書院看護学セミナーは,去る5月18日,横浜市民ホールに約1000名の看護婦・学生を集めて開催された.今回は阿部正和氏(東京慈恵会医科大学教授)が“バイタルサイン—その理解とみかた”と題して,臨床看護婦が必ずマスターしなければならないバイタルサインの臨床的理解について講演した.24時間患者と接している看護婦が血圧,脈拍,体温を確実に測定し,それを確実に記録にとどめるならば,どれほど多くの異常が発見され,患者ケアに役立つかを実際に血圧の測り方,脈拍測定時の手の置き方,腋窩体温測定の仕方などを例にとって話した.また体温測定1つとってみても生理学的基礎知識があれば,最高体温がどこで得られるかが容易にわかり,解剖学や生理学の重要なことを強調した.なお講演内容は,後日看護学雑誌に掲載される.
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