特集 安楽死—問われる看護の原点
対談/安楽死法制化は生命軽視への道
福間 誠之
1
,
清水 昭美
2
1京都第一赤十字病院脳神経外科
2大阪大学医療技術短期大学部
pp.691-706
発行日 1979年7月1日
Published Date 1979/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918713
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‘法制化を阻止する会’の結成と反響
本誌 昨年12月4日,武谷三男,那須宗一,野間宏,松田道雄,水上勉の5人が発起人となって‘安楽死法制化を阻止する会’が結成され,声明文(資料1)の発送など活動を始めたことが報道されて,社会的にも注目を集めました.
安楽死論議は,アメリカのカレン裁判以来世界的に盛んで,わが国では3年前に‘日本安楽死協会’(太田典礼理事長)が発足して,安楽死の法制化を目指す運動を進めているわけですが,そうした動きに反対する立場のグループが結成されたのは初めてですね.
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