グラフ
‘安楽死法制化を阻止する会’総会開かる—生命尊重の立場を強調
pp.1018-1019
発行日 1979年10月1日
Published Date 1979/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918785
- 有料閲覧
- 文献概要
昨年12月4日,武谷三男,那須宗一,野間宏,松田道雄,水上勉の文化人5氏が発起人となって,‘安楽死法制化を阻止する会’が発足し,日本安楽死協会(太田典礼理事長)のすすめている安楽死肯定論や法制化運動に反対する声明を発表,大きな社会的反響を呼び起こしているがその‘阻止する会’の第1回総会が6月24日,京都市・京大会館で開かれ,この問題に関心を持つ医療・看護関係者だけでなく,障害者,老人,学生,患者・家族,などの一般市民約200人が参加して,熱心な討論が行われた.
総会はまず,発起人の1人である松田道雄の‘いまの医療の中で考える’と題するあいさつがあり,つづいて会結成以来の経過・会計報告の後,講演‘安楽死と福祉’(那須宗一・中央大教授)とシンポジウム‘なぜ安楽死法制化に反対するか’(司会 八木晃介・毎日新聞記者)が行われた.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.