輸血—都立駒込病院の場合・4
輸血用血液の種類と適応
清水 勝
1
1都立駒込病院輸血科
pp.417-420
発行日 1979年4月1日
Published Date 1979/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918653
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現在の輸血は,あくまでも血液成分の一時的な補充療法にすぎないということを,基本的な認識とすべきである.そして,患者に輸血を行う場合には,まず本当に輸血が必要とされるか否かを熟慮すべきである.次いで,ひとたび輸血が必要であるならば,可能な限り副作用の少ない血液製剤を,可能な限り少量便用して,可能な限り安全な方法により,最大限の臨床的効果をあげるように努めるべきである.
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