特集 チームナーシングの功罪—現状での総括と展望
チームナーシングが日本の看護に与えた影響について
荒井 蝶子
1
1聖隷学園浜松衛生短期大学
pp.146-155
発行日 1979年2月1日
Published Date 1979/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918603
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はじめに
チームナーシングの考え方が,過去の日本の看護に与えた影響は,陰に陽に大きかった.それは刻々に移り変わる社会情勢やその間の看護界の動きと無縁ではなかったと思う.
私はここで,チームナーシングの概念に含まれる看護者のリーダーシップの能力や,看護的判断力の重要性に再びスポットを当て,主にチームナーシング導入期前後の社会情勢と看護界の動きを,その間に紹介された文献に対比させる方法により,チームナーシングが我が国の看護にどう影響を与えていったかについて述べてみたい.
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