特集 ラマーズ法を生かそう
ラマーズ法が分娩に与える影響
中野 夏代
1
,
東 洋子
2
,
柴倉 昌美
2
,
盛田 博子
2
,
田口 貞子
2
,
河尻 節子
2
,
大沼 れい子
2
1名古屋市立中央看護専門学校
2岐阜県立下呂温泉病院
pp.745-750
発行日 1984年9月25日
Published Date 1984/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206513
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はじめに
分娩を,産婦が主体的に取り組み,産痛を乗り越え,家族の営みとしてとらえるラマーズ分娩法が,お産をする人々,お産を援助する人々の間で話題となって,数年が経過した。当院(岐阜県立下呂温泉病院)においてもスタッフ数等の制約により,十分に実施するにいたっていないが,一部取り入れている。
英国のダイアナ妃がラマーズ法でウィリアム王子を出産したことにより,ラマーズ法の評価は定まったといわれる昨今だが,一方において,分娩時の夫の立ち合い,分娩第II期の遷延等に対する否定的な声が強いことも事実である。
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