特集 治療の手だてのない患者への援助
人間が人間を支えきれるものと信じたい
小林 紀子
1
1播磨病院整形外科病棟
pp.915-920
発行日 1978年9月1日
Published Date 1978/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918484
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はじめに
私は,長い間O大学病院に勤務してまいりました.その間,看護していくなかで,多くの患者さんとの出会いを持たせていただきました.治療の手段のない患者さんに対して,看護する側にあって,どのように感じ,どのように接してきたか,を考えてみる機会を与えられましたことは,‘自己を見つめる’ということともなり,これからも看護を続けていく上での,よい転機をもたらすものと思い,つたない文を書かせていただきました.
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