救急医療と看護・17
破傷風,ガス壊疽,異物,溺水,電撃症
藤井 千穂
1
,
田伏 久之
1
1川崎医科大学救急医学科
pp.873-876
発行日 1978年8月1日
Published Date 1978/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918473
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嫌気性菌感染症(ガス壊疽,破傷風)では医師の最初の処置が重大な要素であるが,異物,溺水,電撃症の治療・予後の良否は,現場でどのような救命処置がなされたかによる.そのため,すべての人が心肺蘇生法のABCを行えるよう教育,啓蒙することが大切である.そして一般の人や救急隊員から患者を引き継いだ場合,蘇生に対する迅速で的確な処置を行い,数時間におよぶ懸命の努力を惜しんではならない.
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