内視鏡検査と介助の実際・12
内視鏡ポリペクトミーの知識と介助
小黒 八七郎
1
1国立がんセンター内科
pp.1269-1272
発行日 1977年12月1日
Published Date 1977/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918284
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Ⅰ.臨床的意義
消化管に発生したポリープを特殊なファイバースコープと鉗子を用いて,高周波電流により焼灼切断する方法を内視鏡(高周波)ポリペクトミーと呼んでいる.ポリープは胃に最も多く,次いで大腸,直腸に多いため,この方法は主として胃および大腸に用いられている.食道や十二指腸ポリープの頻度は少ないが,内視鏡ポリペクトミーは可能である.以前,消化管ポリープの治療は開腹手術により行われていたが,昭和48年,我が国で内視鏡ポリペクトミーが開発されてからは,専ら内視鏡的に治療されるようになった.
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