切り取りカード 看護ミニ事典
経口避妊薬;ピル(pill)/パーソナリティ(personality)
前原 澄子
1
1千葉大学・教育学部特別教科看護教員養成課程
pp.541-542
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918156
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ステロイドホルモンの排卵抑制作用を,受胎調節に利用して,経口的に投与するものである.この歴史は,1954年Djerassyらによって黄体ホルモンの合成に成功し,本剤を主剤とする経口避妊薬の実用化がなされ,Pincusによって流布されたことにはじまる.
作用機序は,中枢性機序による排卵抑制と,そのほかに子宮内膜に影響を与え,着床に不利のように働くことと,頸管粘液に働き精子通過が不利になるという,副次的効果もある.
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