目で見る移動・介助の実技・15
進行性筋ジストロフィー症(ドゥシャンヌ型) 1—動作と障害度
野々垣 嘉男
1
1名古屋市立大学病院
pp.521-522
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918152
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進行性筋ジストロフィー症(progressive muscular dystropby,PMD)のドゥシャンヌ型(Duchenne type)を対象としての移動・介助の方法について,動作と障害度,床上の動作と介助,床上からの起き上がり・坐位動作と介助,立位・しゃがみ・立ち上がり動作と介助,移動動作と介助などの内容を述べる.
進行性筋ジストロフィー症はGrieringer(1864年)によって記載されて以来,113年の間に種々の見地から病因の探求,治療法について多大なる努力がなされているにもかかわらず,病勢進展を阻止しうる的確な処置がほとんど見い出されておちず,自然的経過に放置されている宿命的な疾患である.
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