特集 なぜ看護婦であり続けるのか
患者は私の中に生きている
富田 幾枝
1
1岡山大学医学部付属病院
pp.966-972
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917342
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看護職ほど多くの注文を受けながら その評価が低い職業は少ないのではないだろうか.医者に比べてもその注目のされ方は少ない.
だが注目されようとされまいと,黙々と働き続けている看護婦に出会うとどうしても何が彼女たちをして看護婦であり続けさせているのかと考え込んでしまう.彼女たちを支える一律の思想などありはしない.けれどその白衣の下に包まれている静かな したたかなエネルギーともいうものの一端でも見てみたいと思う.
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