患声患語
‘診療従卒婦’か看護婦か—‘治療及び看護を加え’てはならない
松本 憲一
1
1北九州医療に発言する市民会議
pp.940-944
発行日 1975年9月1日
Published Date 1975/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917337
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注射薬名をめぐって
‘患者には,どんな薬を飲まされているか.知る権利がある.ところが,看護婦は隠す.病院長に申し入れるから,立ち会ってください’
山口県下関市在住の市民会議会員の1人,Eさんから電話が掛かってきた.国立下関病院内の1件である.Eさんは,片麻痺の治療に‘セルシン’を多用され,薬害のほうも背負い込み,開業医の病院から,国立下関病院に転院,療養中だった.薬害にはこりて,一方的‘投薬’には不信感を持っていた.
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