ベッドサイドの看護
限りある命への看護アプローチ—悪性脳腫瘍患者の術前術後の看護
栗田 朝子
1
,
宮川 みどり
1
,
斉藤 とし子
1
1新潟労災病院脳外科病棟
pp.914-917
発行日 1975年9月1日
Published Date 1975/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917330
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はじめに
私たちは脳外科病棟に勤務し,手術を対象とした多くの患者をみてきた.日々の忙しい業務の中で処置に追い回され,看護はこれでよいのだろうか?と大きな問題にぶつかり,脳外科における術前術後の管理をまとめることによりなにか得るものがあるのでは?と考え,日常の看護をまとめるためにもケース研究を試みました.
この事例は悪性脳腫瘍で予後不良と診断され,限りある命をいかにして生くべきか,また私たちはどうアプローチすべきなのか,なんらかの糸口を見いだそうとしてここにまとめてみた.
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