ホスピタルトピックス 看護
あるナースインターンプログラム
吉武 香代子
1
1国立小児病院
pp.90
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203397
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アメリカの看護教育は,ここ2—3年の間に急速に高等教育機関への移行の傾向を強めてきた。看護教育に従来多少とも含まれていた徒弟式訓練から遠くなるにつれて,看護学校は看護を行なうに必要な基礎知識と技術を与えることを目的とするようになり,病院で要求するような,いわゆる"一人前として通用する看護婦"を供給するところではなくなってきた。そして,卒業してはじめて本当に看護を行なう立場にたつ看護婦が増えはじめてきた。
ところが病院側では,看護婦学校を卒業したばかりの看護婦にほとんどオリエンテーションも行なわず,いきなりチームリーダーにするところが多い。そして未経験の看護婦は技術的にははるかに熟練している准看護婦や看護助手を監督・指導しなければならない。
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