褥瘡の病理・予防・治療・6
予防および一般的非観血的治療
木村 哲彦
1
1国立身体障害センター整形外科
pp.713-716
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917292
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褥瘡発生の原因については,既に述べたとおり物理的な因子が主となり,ほかに細菌による感染と内的な因子がこれに加わるものと考えてよい.予防法についての根本は,これらの原因と考えられるコンディションを個体に与えなければよいわけである.治療の場面でもこの原則は変わることがない.
今回は具体的な予防方法・治療方法について挙げ,筆者のこれまでの経験をもとに説明を加える.予防のためあるいは治療時に用いられる機械等の説明は,紙面の関係で次号にゆずる.
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