今月の主題 今日の心不全診療
心不全の診断と重症度評価
非観血的検査から
桑子 賢司
1
1三井記念病院循環器センター内科
pp.590-595
発行日 1988年4月10日
Published Date 1988/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221610
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心不全の患者が易疲労感,動悸,息切れ,浮腫などを訴え,歩いて外来にやってくる場合も,起坐呼吸を呈して救急車で搬送されてくる場合も,心電図,胸部X線,心エコー図検査をまず行うであろう.非観血的検査として他には,X線CT,DSA,核医学検査,NMRなどがあるが,心不全とその原因疾患の診断にこれらはあまり有用ではない.したがって,これらは割愛し,前3者についてのみ述べる.
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