特集 訪問看護
砺波市における在宅患者の家庭看護
佐々木 外美子
pp.834-837
発行日 1974年8月1日
Published Date 1974/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917070
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はじめに
脳卒中患者が,後遺症のために,家族に依存する状態のまま,暮らさなければならないという,悲惨な状況があるが,このような人々を,できるだけ早く身体的に機能を回復し,生活に適応できる施策を講ずることが,看護に与えられた大きな,かつ緊急を要する役割であると思い,ここに事例を紹介して,その訪問看護のあり方を考えてみたい,
富山県砺波市においては,昭和45年11月11日より,脳卒中後遺症の患者を対象に,リハビリテーション訓練を,毎月3回行っており,マイクロバスを購入し,患者の送迎をしている.リハビリテーション訓練が開始された昭和45年11月に‘リハビリテーション友の会’が結成され,訓練の啓蒙と,患者相互の親睦による連体性の高揚につとめている.
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