特集 潜在看護婦の活用
再び現場に復帰して—体験レポート
25年間のブランクの後精神科病棟へ常勤して
K.F
pp.60-61
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916922
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私が看護婦の資格を得たのは昭和9年です.引続き病院に勤務しておりましたが,昭和11年に結婚しました.主人が海軍の軍人でしたので,主人の転勤とともに,呉・舞鶴などの軍港地の診療所・医院に勤め,勤務通算6年ほどで,長男出生と同時に,昭和16年に看護婦生活をやめました.
私たちの時代は,支那事変,大東亜戦争と苦難の時代でした.看護婦として住所をつねに明らかにしておかねばならず,私たちのように転勤の激しい者は,1週間以内に警察に届けなければなりませんでした.当時ば保健所ではなく,警察の衛生課でした.
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