ベッドサイドの看護
拒食のある重症心身障害児の看護
松上 さつ子
1
1国立療養所鈴鹿病院重症心身障害児病棟
pp.184-189
発行日 1973年2月1日
Published Date 1973/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916569
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当病院が重症心身障害児(者)を収容して,現在まで2年6か月になり,常時64名の看護にあたっている.看護するにあたって,今まで経験しなかった種々の難問題に直面しており,そのなかの1つが拒食である.当病棟においては,拒食する子供は約30%で,そのなかで特に激しい拒食を長期間続けている14歳の少女を例に,多角的に環境,嗜好,看護の面などより原因をつきとめ,快く食事をさせることを目標に,考察・研究を行なったので報告する.
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