研究と報告
幼児病棟における水痘発生とその対策
中野 智津子
1
1兵庫県立こども病院
pp.672-676
発行日 1972年5月1日
Published Date 1972/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916332
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患児の85%が水痘の既往歴をもたず入院してくる幼児病棟において,開院まもなく院内感染による水痘発生をみた.
水痘は2-10歳ころまでに罹患するウイルス感染症でありほとんどのこどもが幼児期に発病はまぬがれないのである.しかしなんらかの障害をもって入院しているこどもたちに対して私たちは感染の機会を遠ざける努力をはらわなければならない.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.