ベッドサイドの看護
術前・術後の排尿指導
岩佐 滋代
1
1京都第1赤十字病院外科病棟
pp.338-340
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916266
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術後におこる不快症状の1つとして,排尿困難をあげることができます.これは疼痛に匹敵する患者の苦痛であるといっても過言ではありません.しかしこのことは看護婦の適切な援助と患者の協力により,ある程度解決できるものではないかと思います.そこで術前オリエンテーションによりどこまで患者の理解を深めることができるか,さらにそれを効果的にするには排尿練習をいかに指導し,どこまで徹底するかということが問題となります.
ここに術前排尿指導を徹底し,排尿2回を確実に実施した事例を紹介し,みなさまのご意見,ご批判をいただき,今後さらに研究を進めてゆきたいと思います.
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