特集 看護制度を考える
資料3 保健婦助産婦看護婦法の抜本的改正に関する要望(仮称“保健師法案”)〈日本看護協会39年12月厚生省に提出〉
pp.329-330
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916262
- 有料閲覧
- 文献概要
趣旨
近年における保健医療の概念は高度に拡大しこれに伴いその一環として重要な役割を占める看護の概念も急速に進展し,従来の看護婦,保健婦,助産婦の3職種が分割担当した業務のあり方を改めて一元化(Comprehensive Nursing)することが必要であり,社会もまたこれを要請している.
看護とは,健康,不健康を問わず個人または集団の健康生活を保持増進し,また健康への回復について援助することである.すなわち病態生理を十分に理解し,正しい判断をもって人間のもつ生命力,体力を守り,生活環境をよい条件に整えて社会的,精神的因子などによる背景を理解して日常生活に適応させ,早期に社会に復帰できるよう支援することを目的とする.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.