ほんやく
—AMERICAN JOURNAL OF NURSING February '71—急性腹部症状
レスター・エフ・ウイリアムス
1
,
藤本 佳代子
2
1ボストン大学医学部外科
2高階心臓病クリニック
pp.22-25
発行日 1971年11月1日
Published Date 1971/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916170
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この過去1世紀を通じて,腹部症状を訴える患者のうち,急性のものには早期手術を適応する傾向がはっきりと見られます。この傾向により,虫垂炎や子宮外妊娠においては,大きな進歩が見られますが,膵臓炎のような場合においては,あまり大きな進歩が認められておりません。そのために,傾向として選択的な治療や,適当な術前の評価およびその準備に努力が払われるようになってきました。
問題は手術を適応するタイミングにあります。急性腹部症状をもつ患者の早期の段階の治療にたずさわる人はだれでも,「どのような観察が一番大切ですか」とたずねます。
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