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ほんやく
老人看護のスタンダード/日本でもスタンダードを作りたい
AMERICAN JOURNAL OF NURSING
藤本 佳代子
1
,
スタンダード作成委員会
1高階心臓病クリニック
pp.42-49
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915993
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過去30年間を通じて,老化過程や老人に対して考慮すべき知識について,数多くの理論が出されてきました。これらの理論は,看護や自然科学,行動科学,応用科学,そして人間性から出てきたものです。ナースは,老人看護に関して,これらの理論から幅広い基礎にもとずいて,いろいろな角度から看護を行なうことができます。理論は次のようなことを前提としています。それは,「人間の根本的な要求は生涯を通じて続くものであるが,その要求の強さや優先が進行する老化により変化し,そして満足を得るためには,異なった手段が必要となってくる」ということです。次にあげている老人看護のスタンダードは,看護を向上するうえに,老化過程の知識および理論が固有のものであることを前提として作られたものです。
老人看護において,このスタンダードを使いこなすためには,これらの知識と理論を習得し,進展させ,試みて選択的に活用しなければなりません。
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