連載 精神科病床を休止。超長期入院の患者さんをどうやって地域へ?・2
“ない”なら作る
高田 大志
1
1浦河ひがし町診療所
pp.429-432
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200115
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新しい地域ケアが生まれた理由
共同住居さくらハウス(仮称)。ここは当診療所が運営している共同住居である。ここには現在3人の女性が入居しており、3人とも昨年まで長期の入院をされていた方たちである。新しい地域の受け皿として、昨年5月から当診療所開設とともに運営を始めた。入院治療に変わる地域ケアの挑戦の場でもある。
この住居には日中は訪問看護が毎日支援に入り、時に昼食を共にする。夜間は当直のスタッフが朝まで常駐する(24時間対応型)。浦河にはたくさんのグループホームや共同住居があるが、夜間にスタッフが常駐する精神障害者を対象としたグループホームとしては初である。
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