特集 ひろがりゆく波紋—“ニッパチ”を追って
<関連諸団体に聞く>看護婦対策をどうするか—離職者の再吸収が大きな課題/つくりたくなかった二級看護師/ニッパチ闘争をさらに拡大
神崎 三益
1,2,3
,
石本 茂
4
,
岩崎 清作
5
1武蔵野赤十字病院
2武蔵野赤十字短大
3日本病院協会看護制度委員会
4日本看護協会
5医労協
pp.12-19
発行日 1969年12月1日
Published Date 1969/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914702
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「看護制度改革に関する日本病院協会の意見」という具申を行政当局になさったのてすが,この案について……
──日本病院協会看護制度委員会が数次にたわって検討した案を,全国理事会にかけ承認されたものを提示したわけです。委員会構成メンバーは会員のなかでも看護に関係深くまた知見の高い諸君です,もちろん総婦長諸姉も入っておられる。まさにこの意見(別掲)につきるのですが,協会雑誌に緊急掲載したものと最終的にまとめられたものとに大きな違いがひとつある。それは准看護婦制度に関するところで実務看護婦(高卒1年制度)を打ちだしているが,この実務看護婦のみなさんになったとして,やはり意欲あり,能力ある人の看護婦への昇格の道を考慮すべきであろう,というので,せっかくある進学コース,これを存置しようということになった。この点ですね。
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