私たちの保健所・25 京都府・伏見保健所
地域諸団体との連繋のなかで
合田 博
pp.686
発行日 1970年11月15日
Published Date 1970/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204169
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沿革
伏見は京都市南部に位置し,往昔豊太閤が巨城を築いた由緒の地であり,明治維新の寺田屋,桃山御陵,乃木神社の所在地でもある.伏見の南部には合戦で名高い宇治川が貫流している.伏見はまた灘とともに酒どころとして有名であり,平安時代以来の伝統を受継ぐ酒造会社が44社ある.中心部は工商業地帯,周辺部には農家が多いが,京都市の副都心として栄えている.人口約20万に及び,ドーナツ化現象の影響を強くうけて最近の人口増加は著しい.
現在の庁舎は昭和26年8月建築された木造で,ウグイス張りの階段もあり,くちなしの垣根をめぐらす大変クラシックな建物である.現在3課1室9係,および支所を合せて58名の職員が,区民の健康とくらしを高めるために張り切って仕事をしている.
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