薬のはなし・8
統計学的な評価
佐久間 昭
1
1東京医科歯科大学
pp.66-67
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914200
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生物検定法
“生体に(または生体の一部に)化学刺激として物質を与え,そこに生じた反応を評価することによって,物質の性質や分量を知る方法”を生物検定法という。
物質を物理的,化学的に取り扱って性質や分量を知ることが面倒な場合にも,適切な生体を利用すれば,容易に事をはこぶことができる場合がある。定性的なものには,モルヒネ様物質を鑑別するマウスの挙尾反応があり,定量的なものには,アセチルコリンの測定にしばしば利用されるカエル腹直筋の収縮がある。
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