医学と看護
腰痛症の看護
井上 一枝
1
1横浜赤十字病院整形外科
pp.45-49
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914084
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はじめに
最近の医学では“腰痛”はポピュラーな疾患で,治療・看護なども容易のように考えられるが,日増しに疼痛の軽減するものはよいが,入院し骨盤牽引などを行なっても,2,3日後の患者の訴えは,疼痛が軽減しないということである。精神的にもいらいらがはじまる。このような患者の場合いかに治療効果をあげ,患者の苦痛をとりのぞくかが看護の重要な役割であると思われる。ここに今日までの看護を振り返り,椎間板ヘルニアを中心とした保存的療法と観血的療法の看護について述べてみたい。
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