看護用具の工夫
点滴静脈注射に連結管の使用を試みて
尾岸 恵三子
1
,
西川 和氏
1
1天理よろづ相談所病院腹部外科病棟
pp.70-72
発行日 1969年7月1日
Published Date 1969/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914540
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研究目的と動機
近代医学のめざましい進歩に伴い,看護業務の内容により高度な技術と,能率的かつ合理的なものが要望される今日です。
当院腹部外科病棟においては,術後患者の90%が多量の補液を必要とし,この薬液の追加に要する時間は,大きな量をしめております。注射開始後,新しい薬液の取り換えやベルの応答で業務の能率を低下させ,一方患者側にとっては注射の途中で,新しい薬液を取り換えることに伴う不安が考えられます。そこで種々の薬液混入による副作用の有無を考慮のうえ,連結管を使用し,看護業務の合理化を試みました。
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