Nursing Study
より良き精神看護のための予診/講評 本誌看護研究委員会—このようにまとめてはいかが
山本 博子
1
1鳥取大学医学部付属病院小児科
pp.78-82
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913596
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はじめに
患者が入院し,やがて退院して行くということは,ナースにとって日常茶飯の出来ごとであり,いとも事務的にことを片づけている。その平凡な事実を私どもは別な角度からもう1度見直す必要がある。古くは患者を個の物質の魂と見倣す傾向があったがPsychosomatic me—dicineの発達した今日では,入院という新しい体験に対し,病気に対する不安,ホームシック,経済的な心配,恐怖等を感じている。
とくに,私どもが取り扱っている小児の立場から入院という大きな事件を考えてみよう。
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