ループスエリテマトーデス患者F氏の看護／講評 本誌看護研究委員会

I．取材動機

　1．ループスエリテマトーデスは近年にない注目をあびてきた膠原病という新しい概念に属される疾患であり多くの学者達によって研究が続けられている未知の疾患である。当患者は典型的な無疹性のエリテマトーデスであり，非常に珍らしい症例であったことから，病気に対して強い興味をもったこと。

　2．1つの症例をとり上げ総合的に徹底的に今までの2年半に得た知識技術をかたむけて看護しそれをまとめそこから出てきた問題を検討し反省してみることは，将来，看護の道をこころざすものとして有益であると考えたこと。