Nursing Study
結核患者愁訴に対する暗示薬の効果/講評 本誌看護研究委員会—看護研究者の基本となる構えは
中山 雅子
pp.62-66
発行日 1965年7月1日
Published Date 1965/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913655
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I.研究動機
私たちの病院では,結核患者で濃厚看護を要するものを特殊看護病棟に収容しているが,この病棟ではいわゆる重症患者が多く,他の病棟にくらべて患者の愁訴が非常に多い。したがって日頃からこの愁訴に対する処置看護が,業務に大きな比重をもっていることを痛感していた。そこで,これらの愁訴を解決する手がかりとして,暗示薬を与えてみた結果を吟味し,看護計画を立てる上での参考にしたいとこの研究に着手し,いささかの知見を得たので報告します。
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