Ⅳ.私が受けとめたアメリカの看護
準夜勤が一番多忙な病棟—外科病棟
牛谷 美代子
1
1大阪労災病院
pp.84-86
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913370
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このたびのトラベリング・セミナーでは,重点的に手術部の見学をしたので,外科病棟の見学は十分ではないと思うが,見学した要点を述べてみたいと思う。設備は病院によって多少の差はあったが,共通な点は,ナースステーションが,最も明確な位置に設けられていることである。室内は非常に整理がいきとどいている。看護婦はつねに患者のベッドサイドについているので,ナースステーションにはあまり現われない。ステーションにあるナースコールは,日本のように,患者が看護婦を呼ぶためのものではなく,病室にいる看護婦をステーションに呼びもどすために使われているとのことだった。
また,別にカンファレンス・ルームが設けられていた。お茶の時間も,ここで休息するとのことである。
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