Ⅳ.私が受けとめたアメリカの看護
ナースのやさしい心根—小児病棟
山田 とみ子
1
1武蔵野赤十字病院
pp.82-83
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913368
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ナースは常にベッドサイドヘ
アメリカのどこの病院でも見られるように,ナースステーションは病棟の中央に位置し,廊下の一角のように思われる。日本のような看護婦室と異なり,一室の感じがなく働きやすく,管理面においてもよく,また患者にしたしみやすいように合理的にできている。
病室は年令別疾患別と細かく区切られていて,広さは十分すぎるほどのスペースをもって,よく整備され各室にテレビが備えてあり,サイドテーブルは非常に整理しやすいように工夫されていて細心の慎重のほどがうかがわれる。病室は非常に清潔で,これが小児病棟かと疑うほどの清潔さはさすが子どもの頃からの道徳教育のしからしめるものとの感を強くした。
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