Ⅰ.護看の視野を海外に広めて
研修旅行のすすめ
小野田 敏郎
1
1佼成病院・日本病院協会
pp.14-15
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913336
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看護トラベリング・セミナー実現まで
もう10年も前に,聖ルカ国際病院の院長の橋本先生,同補佐の平賀先生などが,アメリカの東海岸で行なわれたStudy Tourに参加されて,そのお話をうかがったことがあります。この研修旅行はInternational Hospital Federation(国際病院連盟)が2年に1回行なうもので,各国の病院協会から多数の方が参加して,ひとつの国の病院をまる2週間,バスを連らねて見学していくのであります。アメリカで行なわれたときには200名ばかりの方が参加されたそうです。
この企ては大へんすばらしいということで,私が世話役を仰せつかっている日本病院協会が7年前からこのStudy Tourの日本版を毎年1回行なっています。この研修旅行は東京をふりだしに西へ3日間の研修バス旅行をやるのですが,京阪神地区・中国地区・九州地区・山陰地区・四国地区とすすみまして,ことしの秋には北陸地区の病院を見学いたします。参加は50名とかぎって,院長・事務長さんのほかに最近では総婦長さんも多数参加されるようになりました。
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