今月の主題 ドーピング・スポーツ薬物検査
総論
ドーピング検査技術の最近の動向
植木 眞琴
1
Makoto UEKI
1
1㈱三菱化学ビーシーエルドーピング検査室
キーワード:
ホルモンドーピング
,
異同識別
,
遺伝子ドーピング
Keyword:
ホルモンドーピング
,
異同識別
,
遺伝子ドーピング
pp.741-749
発行日 2004年7月15日
Published Date 2004/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100528
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〔SUMMARY〕 分析技術の進歩に伴ってドーピング検査の精度も飛躍的に向上したため,最近では麻薬のような依存性薬物に代わってホルモンドーピングが台頭してきている.生理的なドーピング物質の検査では,その由来を調べる異同識別法が重要な意味をもつ.さらに最近では遺伝子操作によるドーピングが試みられる可能性が出てきた.ここではドーピング検査技術の最近の動向について解説する.〔臨床検査 48:741-749,2004〕
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